テーマ:2018年

『菊とギロチン』: 大正末期の不穏な時代の物語だが、平成も末期 @ロードショウ・シネコン

落穂ひろいDVD鑑賞のレビューアップをしているうちにレビューを忘れていた作品がありました。 9月に観たので、もう1か月以上の経ってしまいました。 作品は『菊とギロチン』。 『64 ロクヨン』前編・後編などの瀬々敬久監督作品です。 さて、映画。 舞台は大正末期、関東大震災後の日本。 震災後には朝鮮人虐殺事件などもあり、…
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『宇宙の法 黎明編』: 説法はさておき、そこそこ愉しめるSF活劇アニメ @ロードショウ・シネコン

落穂ひろいDVD鑑賞の隙間での鑑賞作品『宇宙の法 黎明編』。 某宗教団体総裁の原案・総指揮によるアニメです。 都心へ出かけた際に、チケットが格安で売っていたので、迷った末に購入した次第。 さて、映画。 大学生のレイは、仲間4人とともに、侵略者レプタリアンから地球を守っていた。 ある日、仲間のひとりタイラは、逃げていくレ…
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『ダンガル きっと、つよくなる』: コテコテのマサラムービー好きには薄味 @DVD・レンタル

落穂ひろいDVD鑑賞の続きです。 映画は、今春ロードショウされた『ダンガル きっと、つよくなる』。 観てから少し時間が経ちました。 さて、映画。 インドのレスリング選手マハヴィル(アーミル・カーン)は国内では一流選手だったが、国際大会でのメダル獲得はない。 金メダル獲得の夢を息子に託そうとしたが、生まれてくるのは女の子…
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『不能犯』: 追う者と追われる者のシンクロをキチンと描かないと・・・ @DVD・レンタル

10月に入って継続中の落穂ひろい鑑賞。 今回は2月ロードショウの『不能犯』。 エンタテインメント系の日本映画はあまり観ないのですが・・・ さて、映画。 見つめた相手を心理的に追い詰めて殺すことができる能力を持つ宇相吹正(松坂桃李)。 彼の存在は都市伝説のようなものだった。 けれども、女性刑事・多田友子(沢尻エリカ)は…
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『運命は踊る』:もう少し詰めればピりっとしたように思うが @ロードショウ・単館系

10月に入って、なかなか食指の動く映画がなかったのですが、これは観逃せないのでは・・・と思ったのがこの作品。 『運命は踊る』。 昨年のヴェネチア国際映画祭で審査員グランプリを獲得しています。 さて、映画。 イスラエルで暮らすミハエル(リオル・アシュケナージ)とダフナ(サラ・アドラー)のフェルドマン夫妻。 ある日、兵役中…
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『ぼくの名前はズッキーニ』: 切なくヒリヒリする異色のアニメーション @DVD・レンタル

落穂ひろいDVD鑑賞の続きです。 映画は『ぼくの名前はズッキーニ』。 ことし2月にロードショウされた、スイス・フランス合作のストップモーション・アニメーション。 日本語吹替えで鑑賞しました。 さて、映画。 母親とふたり暮らしの9歳の少年。 酒浸りの母親からは「ズッキーニ」と呼ばれていて、ネグレットに近いような状況だが…
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『グッバイ・クリストファー・ロビン』: 父・夫、妻・母、息子の物語 @DVD・レンタル

落穂ひろい鑑賞の小休止。 映画は『グッバイ・クリストファー・ロビン』。 良作の多いFOXサーチライトですが、現在公開中のディズニー映画『プーと大人になった僕』との対決を避けたのか、DVDスルーになってしましました。 なお、日本の高橋源一郎によって『さよならクリストファー・ロビン』という小説があるのようですが、関連はありません。…
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『花咲くころ』: 時代と年頃、両方の不安定さ @特集上映

落穂ひろい的鑑賞の続きですが、今回は劇場での鑑賞です。 映画は『花咲くころ』。 今年2月にロードショウされたジョージア・ドイツ・フランス合作映画です。 岩波ホール創立50周年記念作品第1弾と銘打たれています。 とはいえ、岩波ホールは苦手で・・・と、毎度毎度、岩波ホール上映作品を鑑賞作品を観る度に書いているような気がしますが、…
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『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』: 巨費投入のB級SF宇宙活劇 @DVD・レンタル

リュック・ベッソン監督最新作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』、DVDで鑑賞しました。 今春ロードショウされた作品ですが、早くもレンタルリリースですね。 初期のリュック・ベッソン監督は少々ツッパッてトンガッていた感がありますが、最近はB級感覚まる出しで・・・意外と嫌いじゃないです。 さて、映画。 宇宙連邦捜査官のヴァレリ…
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『プーと大人になった僕』: 会社での成功=幸せ、みたいな図式がどうも @ロードショウ・シネコン

ディズニーキャラクターのなかで大のお気に入り、くまのプーさんの実写映画化『プーと大人になった僕』、ロードショウで鑑賞しました。 原題は「CHRISTOPHER ROBIN」。 100エーカーの森を卒業し、大人になったクリストファー・ロビンが主人公。 さて、映画。 1950年代、大人になったクリストファー・ロビン(ユアン・…
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『きみの鳥はうたえる』: 青春時代の儚さは現在も変わらないかしらん @ロードショウ・シネコン

北海道・函館を舞台にした男女三人の儚い青春を描いた『きみの鳥はうたえる』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』が映画化された佐藤泰志の同名小説。 映画は3本とも観ていますが、小説はいずれも未読・・・ さて、映画。 以前のバイト先で知り合った静雄(染谷将太)と同居生…
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『寝ても覚めても』: 死神に魅入られた女性の話 @ロードショウ・単館系

超長尺映画『ハッピーアワー』の濱口竜介監督の商業映画第1作『寝ても覚めても』、ロードショウで鑑賞しました。 『ハッピーアワー』は未見なので、濱口監督作品を鑑賞するのは本作が初めて。 さて、映画。 大阪で暮らす大学生の朝子(唐田えりか)。 ある写真展で、風変わりな青年・麦(ばく・東出昌大)と出逢い、突然の恋におちる。 数…
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『検察側の罪人』: 堕ちるときは堕ちるべくして堕ちる @ロードショウ・シネコン

お気に入り監督のひとり原田眞人監督最新作『検察側の罪人』、ロードショウで鑑賞しました。 タイトルは、これもまた敬愛する作家アガサ・クリスティの『検察側の証人』のモジり。 主演がジャニーズのおふたりということで、心配でしたが・・・ さて、映画。 東京都大田区で70台の老夫婦が刺殺された。 東京地検刑事部のエリート検事・最…
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『泣き虫しょったんの奇跡』: 負けるときは負けるべくして負ける @試写会

まもなくロードショウ公開の『泣き虫しょったんの奇跡』、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。 なんと、出演者など多数の舞台挨拶がありました。 申し込み時には、そんなこと、ひとこも触れられてなかったのだけれど。 さて、映画。 1980年代、勉強もスポーツもあまり得意でない小学生高学年の"しょったん"。 好きなことは、将棋。 …
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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』: ボーンヘッドの連続 @ロードショウ・シネコン

劇場鑑賞のスパイ映画2本目は現在ロードショウ中の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』。 さて、映画。 米国スパイ機関IMFのイーサン・ハント(トム・クルーズ)。 今回の任務は、3個のプルトニウム・カプセルを取り戻すこと。 ベルリンでの取引に臨むが、任務は失敗し・・・ というところから始まる物語で、とにかく…
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『レッド・スパロー』: これが女の生きる道! @名画座

劇場鑑賞のスパイ映画2本です。 1本目は今春ロードショウの『レッド・スパロー』。 さて、映画。 ロシアの新進バレリーナ、ドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は舞台上の事故でバレリーナの道を絶たれてしまう。 情報局幹部の叔父ワーニャ(マティアス・スーナールツ)に救いの手を求めると、事故は同僚によって仕組まれたものだと教えら…
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『コーヒーが冷めないうちに』: (惹句) 4回泣ける→(結果) 1回号泣 @試写会

9月下旬公開の『コーヒーが冷めないうちに』、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。 2017年本屋大賞ノミネート小説の映画化です。 さて、映画。 街なかにひっそりとたたずむ古めかしい喫茶店フニクリフニクラ。 そこにはひとつの都市伝説があった。 それは、ある席に座ると、望んだ時に戻れるというもの。 しかし、それにはいくつか…
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『2重螺旋の恋人』: オゾン流グロテスク映画 @ロードショウ・単館系

お気に入り監督のひとり、フランソワ・オゾン監督最新作『2重螺旋の恋人』、ロードショウで鑑賞しました。 それにしても「2重螺旋」とはいかがなものか、「二重螺旋」ではいけないのかしらん・・・とヘンはところが気になってしまう・・・ さて、映画。 25歳になるクロエ(マリーヌ・ヴァクト)は、原因不明の腹痛に悩まされていた。 肉体…
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『アニマル・ベイビーズ 動物園で生まれた赤ちゃん』:生命が生まれる瞬間 @DVD・レンタル

ことし5月にリリースされたフランス製ドキュメンタリー『アニマル・ベイビーズ 動物園で生まれた赤ちゃん』、DVDで鑑賞しました。 ちょっと(というか凄まじいというか)暑い日が続いているので、ヘヴィなものを観るとストレスが溜まりそう。 こういうときにはカワイイものを観て、ストレス対策・・・ということでセレクトした作品です。 さて、…
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『SUNNY 強い気持ち・強い愛』: 『ラ・ラ・ランド』の向こうを張ったオープニング @試写会

8月末からロードショウされる『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 2011年に製作された韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を、舞台を日本に置き換えてリメイクしたものです。 さて、映画。 アラフォーの奈美(篠原涼子)、夫と高校生の娘の三人暮らし。 入院中の母のお見舞いに出かけた際、同じ病院内…
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『勝手にふるえてろ』『ハローグッバイ』:秀作にはいま一歩なれど、なかなか好い2本立て @名画座

もうかなり鑑賞から時間が経ってしまったのですが、忘備のためのレビューです。 映画は名画座2本立てで観た『勝手にふるえてろ』と『ハローグッバイ』。 若い女性を主人公にした2本ですが・・・ さて、映画。 『勝手にふるえてろ』 24歳のヨシカ(松岡茉優)は地味系OL。 中学時代の同級生イチ(北村匠海)に想いをよせる…
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『悪魔が来りて笛を吹く』: ヒロイン役はベスト、新解釈は成功かどうか @BS放送

吉岡秀隆=金田一耕助のテレビドラマ『悪魔が来りて笛を吹』のレビューです。 観て暫く経っているののですが、横溝正史・金田一耕助ものファンとしては感想は残しておかねば・・・ 戦後間もない東京のお屋敷町。 華族の椿子爵(益岡徹)は、宝石商である天銀堂の強盗殺人事件の嫌疑をかけられ自殺した。 子爵の娘・美禰子(志田未来)は事の真…
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『ウインド・リバー』:米国闇部を白い雪原で描いたクライム佳作 @ロードショウ・単館系

ジェレミー・レナー主演最新作『ウインド・リバー』、ロードショウで鑑賞しました。 劇場での鑑賞は続けていますが、ここのところ旧作が多く、新作は久しぶりです。 さて、映画。 アメリカ中西部ワイオミング州、冬。 吹雪があり、雪に一面閉ざされたある日、ネイティブアメリカンの保留地ウインド・リバーでひとりの若い女性死体が発見される…
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『エヴァ』:映画としてのキャラクター設定不足が目立つ @ロードショウ・単館系

ジェイムズ・ハドリー・チェイスの小説『悪女イヴ』の映画化『エヴァ』、ロードショウで鑑賞しました。 そういえば・・・ と記憶と記録を探ったところ、1962年にジャンヌ・モロー主演、ジョゼフ・ロージー監督で『エヴァの匂い』というタイトルで映画化されていました。 ですが、未見。 さて、映画。 男娼のベルトラン(ギャスパー・ウ…
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『判決、ふたつの希望』 :痛みをもたらした過去も受容するしかない @試写会

ことしの米国アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『判決、ふたつの希望』、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。 珍しいレバノン・フランスの合作映画。 レバノンの映画というと、過去には『キャラメル』という美容室を舞台にした映画がありましたが、それ以外では・・・あまり記憶がない。 検索エンジンで「レバノン 映画」と入力してサーチ…
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『万引き家族』 :見えない花火と、蜜柑、ビー玉、雪だるま @ロードショウ・シネコン

ことしのカンヌ映画祭最高賞パルムドールを受賞した『万引き家族』、ロードショウで鑑賞しました。 お気に入り監督のひとりの是枝裕和監督の新作なので、公開前から観ることは決めていました。 今回はキャストもここ何作かと比べると地味なので、公開したら早く観に行かねば!と思っていたところでの受賞。 一気に拡大ロードショウとなったので、他の…
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『告白小説、その結末』 :女同士の確執? 否、実は・・・って @ロードショウ・単館系

お気に入り監督のひとり(たぶん)、ロマン・ポランスキーの新作『告白小説、その結末』、ロードショウで鑑賞しました。 (たぶん)と付けたのは、そんなに好きだったかしらん・・・でも、結構観てるよなぁ・・・ここんところの新作は観逃していないはず・・・といった消極的な理由から。 前作『毛皮のヴィーナス』は、ポランスキーのM的嗜好が炸裂して…
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『女と男の観覧車』 :主人公の奥底まで照らし出す撮影の見事さ @ロードショウ・シネコン

お気に入り監督のひとり、ウディ・アレンの新作『女と男の観覧車』、ロードショウで鑑賞しました。 ことし初めに、性的虐待の告白を養女がし、彼のキャリアも終わりか・・・ となると、この作品が最後の作品になるのではなかろうか・・・と思っていました。 件の告白によって、ことしのアカデミー賞でも総スカンを食ってしまったこの作品・・・ さ…
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『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』 :続編の公開、望む! @ロードショウ・単館系

『ガザの美容室』に続いて観た、気を抜くと観逃しそうな単館系作品は『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』。 これは、本当に観逃しそうでした。 メイン館のル・シネマが7月2日から改装休館に入り、他には近所に上映館がない。 本国イタリアでナンバーワンヒットだか、ナンバーツーヒットだかの作品で、あらすじを読むとかなり面白そう…
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『ガザの美容室』 :戦闘と平和、男と女・・・そう簡単には割り切れぬ @ロードショウ・単館系

ウディ・アレンや是枝裕和とお気に入り監督の新作が公開されているので、早く観に行かねば、と思っているのですが・・・ その前に、気を抜くと観逃しそうな単館系作品があったので、そちらを優先しました。 映画は『ガザの美容室』。 パレスチナ・フランス・カタールの合作映画です。 さて、映画。 パレスチナのガザ地区にある小さな美容室…
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